2013年・沖永良部移住体験ツアー報告

徳之島ツアー担当の富山です。
今回は隣島・沖永良部島の移住体験ツアーへ同行してきました。

今回は北海道から母娘2名様・新潟から2名様・千葉から2名様 計3組(6名様)が
参加されました。

<北海道からの参加者はツアー前日(11/20)から参加>
札幌からの直行便で那覇へ入り那覇で一泊。
=>翌日にフェリーで与論島へ入り、与論の移住体験ツアーに参加
=>与論島ツアー終了後、フェリーで沖永良部入り

<新潟からの参加者はツアー当日(11/21)の夜の交流会から合流>
新潟から羽田へ移動=>飛行機で鹿児島を経由して沖永良部入り

<千葉からの参加者はツアー2日目(11/22)の昼前からの合流>
羽田から鹿児島を経由して沖永良部入り

<<11/21(木)・ツアー初日)>>

■そば処・四季■

和泊(わどまり)町・出花(でき)集落内にあるお食事処。
ここで北海道からの参加者と合流しました。

宮古そばと鶏飯のランチセット、お茶は沖永良部特産品の一つ・桑(くわ)茶です。
テーブルには黒糖もおいてあり、一度に何度も美味しいランチでした。

そば処・四季そば処・四季

宮古そばと鶏飯のランチセット宮古そばと鶏飯のランチセット

美味しくいただいてます美味しくいただいてます

■和泊町歴史民俗資料館■
ここでは昔から沖永良部に伝わる文化や歴史の展示品のほか、沖永良部を象徴する数々
の百合の展示品も見る事ができます。

昔の生活が垣間見れる展示品の数々昔の生活が垣間見れる展示品の数々

生のユリをかたどって作られたオブジェ。本物にしか見せません生のユリをかたどって作られたオブジェ。本物にしか見せません

■まごころ製糖■
ここは自家製農園のサトウキビを昔ながらの製法で作った純黒糖が販売されています。
店舗の裏側にある製造工場にはサトウキビの搾りかすが山盛りになっていましたが、
これは肥沃な土地を作るための肥料になるそうです。

純黒糖が販売されている店内純黒糖が販売されている店内

店舗裏側の黒糖製造工場店舗裏側の黒糖製造工場

■shimayado當(あたり)■

知名町・田皆(たみな)集落にある古民家宿にお邪魔しました。
本土からUターンしたご主人が古民家をリノベーションし、1日一組限定で受入を
されているそうです。
昔ながらの雰囲気とゆったりとしたシマ時間を感じてもらえるお宿で、Iさん母娘も
すっかりこの場所を気にいられたようでした。
宿の外観宿の外観

ロッキングチェアでくつろぎタイムロッキングチェアでくつろぎタイム

落ち着いた雰囲気の縁側落ち着いた雰囲気の縁側

■暗川(くらごう)■

知名町の住吉集落にある地下河川で、水道が普及するまでこの周辺の生活用水と
して利用されていたようです。
沖永良部では地盤の関係で地下に川が流れており、水汲みは主に女性の仕事
だったようです。昔の苦労がしのばれるスポットの一つ。

暗川(くらごう)暗川(くらごう)

■昇竜洞(しょうりゅうどう)■

沖永良部と言えば、花と鍾乳洞。
ということで、ちょっとした休憩時間を利用して行ってまいりました。
幻想的な世界が広がる中、豊富な水が鍾乳洞の中を流れており、出口付近では
大きなテナガエビが悠々と泳いでいました。
地上では川を見かける事がないので渇いた大地と思われがちですが、実は豊富な水が
地下を流れていたんですね。

昇竜洞昇竜洞

■奄笛(えんてき)工房■

鍾乳洞の出口にあった笛の工房。
音楽の先生をされていた盛氏が、奄美群島には笛の文化がないと自らが考案・製作
された笛だそうです。
奄美の笛と書いて〝奄笛(えんてき)〟と呼びます。
新たな沖永良部文化がここから生まれていました。

奄笛を演奏してくれた盛さん。素敵な音色です。奄笛を演奏してくれた盛さん。素敵な音色です。

■一般家庭での歓迎会&地元民と交流会■

(ここから新潟から参加の2名様が合流しました)

和泊町・玉城(たまじろ)集落の大里裕子さん宅にお邪魔しました。
最初は緊張されていた新潟からの参加者も、時間が経つうちに徐々にリラックス
されているようでした。

この後、本土の大手企業を退職し、Uターンして農業やその分野の研究をされて
いるIさんも途中参加され、農業に興味のある新潟の参加者と色々お話しをされて
いました。

大里さんの郷土食や南国ならではのダリヤミ(晩酌)に、沖永良部の文化や日常を
垣間見てもらえたと思います。

地元民と交流会地元民と交流会

郷土料理の数々郷土料理の数々

<<11/22(金)・ツアー2日目>>

■徳洲会病院内見学■

沖永良部唯一の総合病院で救急指定病院でもある徳洲会病院を見学。
施設内にはリハビリルームやデイケアなども備わっており、病院関係者の案内で
隅々まで見せていただくことができました。

徳洲会病院見学徳洲会病院見学

■定住促進住宅(知名町・田皆(たみな)集落)■

知名町では長期間空き家を借り上げ、改修後に移住希望者へ貸し出しを行って
いるそうです。
家賃は一か月に5,000円。
来年度から最長3年間住むことができ、その間に入居先を決めてもらうことを目的
としています。
(2013.11.22現在。条件が変わる場合があります)

定住促進住宅(田皆集落)定住促進住宅(田皆集落)

※ちなみにここはすでに去年のツアー参加者が入居することがきまっているそうです。

■認定こども園 きらきら(田皆集落)■

今年4月に開園したこども園です。
木のぬくもりが伝わる施設内では子供たちがのびのびと過ごしていました。
Iさんのお子さんもダンスをしている教室の前で一緒に踊っていました。

認定こども園 きらきら(田皆集落)認定こども園 きらきら(田皆集落)

■田皆小学校■

田皆小学校・田皆中学校はきらきら園のすぐそばに隣接しています。
学童は40人にも満たないそうですが、少人数ならではのメリットを生かした教育で、
学力においては全国平均に達しているそうです。

また学童は集落の子供達で構成されているため、1年生から6年生まで学年の垣根
なくみんな仲がいいですよという校長先生のお話しが印象的でした。

田皆小学校田皆小学校

■定住促進住宅(和泊町)■

(ここから千葉から参加のご夫婦が合流され、参加者全員が揃いました。
お二人とも沖永良部出身だそうですが、長い間この島を離れていたので将来的
に移住する場合の事を検討してツアーに参加されたそうです)

こちらの住宅は月2万円と、知名町に比べるとややお高めですが、家具や家電が
揃っているということで、北海道から移住を検討されているIさんにとっては、少ない
荷物で移住できるというのがメリットの一つとして映ったようです。

定住促進住宅見学(和泊町)定住促進住宅見学(和泊町)

定住促進住宅の外観定住促進住宅の外観

■民間住宅見学■

民間住宅見学では、古民家風の家や民宿ができそうな2階建ての家、比較的近代的な
家など、様々なタイプの物件を見せていただきました。
(物件見学では地元の不動産屋さん・まちおこし協力隊・集落の区長さん等に御協力
いただきました)

民間住宅見学民間住宅見学

■えらぶ特産品加工場■

沖永良部ではここ最近、桑の葉を原料とした桑茶が新たな特産品となっています。
ここでは桑の栽培から収穫、製造に至るまでの過程を見学させていただきました。

桑の葉は糖尿病予防や脂肪の増加を抑制する等という働きがあり、今最も注目
されている植物の一つだそうです。

桑の収穫体験桑の収穫体験

■知名商店街散策■

商店街散策では商工会スタッフの案内で、商店街の説明をしてもらいました。
沖永良部にはあってご自身の住む地域にはないもの。
ご自身の住む地域にはあって沖永良部にはないもの。
等々、物価の比較面でも参考になったかと思います。

知名町・商店街散策知名町・商店街散策

■café bar 101にて移住者との交流会■
 (島唄を演奏してくれました)

知名町のフローラルホテルから徒歩約5分程度のところにあるライブハウスです。
この日は沖永良部にIターンされた方との交流会でした。

関西からお母様と一緒に移住されてきたIさんは、介護をしながらのんびりと島暮らし。

北海道からの移住者Hさんは北海道の食材を使ったカレー屋さんをオープン予定。

そして若手の農業者で構成されている4Hクラブの面々の中には、奥さまが沖永良
部出身ということで一緒に移住されてきた人もいました。

交流会後は残って宴会の続きをする人。店を移動して飲んだ後、最後にヤギ料理で
シメと様々でした。南国の夜は続きます。

島唄ライブ島唄ライブ

<<11/23-ツアー3日目(最終日))>>

■和泊町産業祭り■

この日は基本フリーですが、せっかくなので参加者2組と見学に行きました。
沖永良部の特産品や農機具、野菜や果物の苗、沖永良部グルメが一斉に集まった会場では、
多くの来場者でにぎわっていました。
この日は天気がよく、半袖でもすごせるくらいの暖かさでした。

ここでは新潟出身のMさんが移住される場合、受け入れてくれる農家さんも紹介してもらった
そうです。

和泊町の産業祭和泊町の産業祭

■お見送り■

ツアー前日からご参加されていたIさん母娘が先に沖永良部を離れます。

実は保育士の資格をお持ちのIさん。
ツアー前日に見学に訪れた保育園で、沖永良部では保育士が足りないため、すぐに
でも来てほしいとのお話しがあったようです。

現在のお仕事の引き継ぎや引っ越しなどの準備もあるため、すぐには無理だそうですが、
子育てをする環境を重点的に考えているIさんの中では、沖永良部移住への気持ちは
固まっているようでした。

皆でIさんをお見送り皆でIさんをお見送り

■ワンジョビーチ■

ここは新潟から参加のお二人をご案内。

南国ならではの海の青さと白い砂浜にとても感動されていて砂浜を歩いたり、海を眺めて
のんびりゆったりのシマ時間を味わっていただけたのではないかと思います。

ワンジョビーチワンジョビーチ

私はここで徳之島行のフェリーで帰るため、他の4名様のお見送りができないままツアー
終了となりました。

ご参加いただいた皆様、沖永良部スタッフの皆様、
お疲れ様でした! And めへでぃろー!(沖永良部方言:ありがとうございました)