与論島はサンゴが隆起してできた島で、石灰を多く含む地下水を水源としています。水質は「硬水」で、硬度低下施設で軟水化していますが、 軟水器を利用する家庭も多いです。風光明媚な場所に新築で家を建てたい!と思ったら、最初に上下水道や電気の状況を確認しましょう。これまで人が住まなかった場所には、 水道や電線が通っていないことが多いのです。その場合、土地の持ち主が最寄りの水道管や電柱から水道や電気を敷設することになり、思わぬ出費にびっくりすることになるかもしれません。下水は公共下水道でないエリアの方が多いです。農業集落排水のエリアだと配管接続で済みますが、 浄化槽であれば自治体によって助成の在り方がかなり違います。汚水処理の方法について島内の汚水処理方法は4つあります。自治体で処理や料金が異なります。公共下水道農業集落排水合併処理浄化槽単独処理浄化槽、汲み取り便槽公共下水道都会の下水道と同じです。農業集落排水集落など特定エリア内の各家庭の生活排水をまとめて1つの最終処分場にて処理します。使い勝手は公共下水道と同じです。整備事業費で名称が決まるため、地区名を冠とした呼び名があります。集落で維持管理をしていることが多いです。合併処理浄化槽各戸で生活排水を処理します。公共下水道、農業集落排水事業区域外で新築する場合は、合併処理浄化槽の敷設が必要です。市町村設置型の合併処理浄化槽には、月々の使用料がかかります。合併処理浄化槽は居住する人数ではなく、住宅の延床面積で決まります。130㎡以下の住宅で5人槽、131㎡以上であれば7人漕、浴室が2か所あれば10人槽となります。設置工事に一部補助金による助成もありますので、お住いの自治体にご相談ください。設置時には、屋内外の配管、トイレ設置など、維持として保守点検、清掃、法定検査などが必要となります。単独処理浄化槽、汲み取り便槽トイレの汚水のみを処理しています。公共下水道、農業集落排水事業区域外で合併処理浄化槽を設置していない古い家で多く見られます。単独処理浄化槽は、汲み取り便槽ともに台所、風呂場排水をそのまま家庭外に流すため、、 現在は環境負荷軽減のために新設は禁止されています。単独処理浄化槽の維持方法は、合併処理浄化槽と同じです。汲み取り便槽は、定期的に業者にバキュームカーで 汚水を汲み取ってもらう必要があります。汲み取り費用は有料です。与論町の下水道、農業集落排水の分布と使用料金<2025年2月現在>与論島内には下水道はありません。網掛けのないエリアは、合併処理浄化槽、単独処理浄化槽、汲み取り便槽での汚水処理になります。市街地は集落排水ですが、その他の地域は浄化槽になります。集落排水がないエリアは、合併浄化槽設置助成があります。汚水処理方法処理費用エリア公共下水道該当なし該当なし集落排水基本料金なしの従量料金93/㎥茶花浄化槽民間企業による上記以外🗨️問い合わせ:水道課(☎ 0997-97-4994)合併浄化槽設置の補助の上限5人漕7人漕新築332,000円414,000円リフォーム側溝放流方式432,000円514,000円地下浸透/蒸発散方式512,000円594,000円※単独浄化槽・汲み取り便槽を撤去して合併浄化槽を設置する場合は、撤去費用として90,000円が別途助成されます。※設置工事費の差額分、屋内外の配管、トイレ設置費用は個人負担となります。※保守点検、清掃、法定検査が維持のために必要です。※リフォーム時の合併浄化槽の新旧交換は対象となりません。🗨️問い合わせ:環境課(☎ 0997-97-4712)上水道の使用料金<2025年2月現在>上水道は、口径と使用料で料金は変わります。基本料金は600円/月、従量料金は110円~/㎥/月です。>> 与論島の暮らしに戻る>>> 与論島のその他の情報を探す