「島暮らしって実際どうですか?」奄美群島への移住を考えている方から、よくいただく質問です。青い海や豊かな自然、ゆったりと流れる時間。観光で訪れた奄美群島に魅力を感じ、「いつか住んでみたい」と思う方も少なくありません。一方で、実際に暮らし始めると、観光では見えなかった一面に驚くこともあります。そこで、奄美群島へ移住した68人の皆さんにアンケートに答えていただきました(2026年春実施)。移住前に苦労したこと移住後に驚いたこと島暮らしの魅力これから移住を考える方へのメッセージを伺いました。ここでは、移住者の皆さんのリアルな声をご紹介します。※アンケート回答者68人(奄美大島30人、喜界島6人、徳之島11人、沖永良部島10人、与論島11人)移住前に最も苦労したのは「住まい探し」アンケートで最も多く挙がったのが、住まい探しでした。奄美群島では、賃貸物件そのものが少なく、希望する条件に合う住まいを見つけることが簡単ではありません。移住者からは、「家が見つからない!とにかく見つからない」「ネットに掲載された物件に電話したら、すでに申し込みが入っていた」「ペット可の物件がほとんどなかった」「引っ越し見積もりが100万円と言われた」といった声が寄せられました。また、島によっては不動産会社が少なく、口コミや紹介を頼りに物件を探すケースもあります。移住を検討する際は、仕事探しと同じくらい早い段階から住まい探しを始めることが大切です。想像以上だった「湿度」と「カビ」移住後に驚いたこととして、最も多かったのが湿度とカビでした。本土では経験したことがないほどの湿気に戸惑ったという方も少なくありません。移住者からは、「押し入れの中がカビだらけになった」「革製品がすぐカビる」「除湿剤が3週間ほどでいっぱいになる」「洗濯物がなかなか乾かない」という体験談も。また、湿度と並んで多かったのが雑草の成長の早さです。「庭を一周して草を抜いたら、最初に抜いた場所がもう伸びていた」という声もありました。南の島の暮らしでは、除湿対策や草刈りも日常の一部になります。欠航は特別なことではありません移住者の多くが挙げたのが、飛行機やフェリーの欠航です。奄美群島では、台風だけでなく冬の強風や高波によっても交通機関が影響を受けます。移住者からは、「出張帰りに飛行機が欠航して帰れなかった」「冬場の移動が怖い」「船便が止まるとスーパーの商品が少なくなる」といった声が寄せられました。島で暮らしていると、「欠航するかもしれない」という前提で予定を組むことが自然になっていきます。これも島暮らしの特徴の一つです。島暮らしはスローライフではない移住を考える方の中には、「のんびりしたスローライフ」をイメージする方もいるかもしれません。しかし、移住者の声を見ると、必ずしもそうではありません。島では、集落行事地域活動草刈り台風対策など、都会では経験しないことも数多くあります。移住者からは、「島は全然スローライフではない」「集落行事が想像以上に多い」「人との距離が近い」「終わったら飲み会」「草刈りとの戦い」という率直な意見もありました。一方で、その距離の近さが安心感や助け合いにつながっているという声も多く見られました。それでも「移住して良かった」と思う理由苦労や驚きもある一方で、多くの移住者が共通して挙げていたのが、自然の豊かさと人の温かさでした。移住者からは、「仕事帰りに海へ沈む夕日を見られる」「徒歩数分で絶景に出会える」「子どもを地域みんなで見守ってくれる」「人とのつながりを感じられる」といった声が寄せられています。また、「本土では失われた豊かさがある」「島から出る気にならない」という声もありました。便利さだけでは測れない価値が、奄美群島にはあるのかもしれません。移住者から、これから移住を考える皆さんへ今回のアンケートを通して、多くの移住者が共通して伝えていたことがあります。それは、「まずは実際に来てみてほしい」ということでした。観光で訪れた島と、暮らす島では見える景色が少し違います。住まい、仕事、人とのつながり、気候、交通事情。実際に体験してみることで、自分に合う島なのかが見えてきます。奄美群島には、それぞれ異なる魅力があります。ぜひ一度、暮らし目線で島を訪れ、自分に合った島暮らしを見つけてみてください。島暮らしを体験してみたい方へ奄美群島では、実際の暮らしを体験できるフリー滞在プログラムを公開しています。また、移住支援や暮らしに関する情報も公開しています。▶ フリー滞在プログラムはこちら▶ 行政の移住支援情報はこちら▶奄美の住まい事情、基本情報はこちら▶ 仕事情報はこちら>> その他の移住参考情報を見る