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奄美群島の住宅・不動産事情

奄美群島の住宅・不動産事情

公開日:2026.03.29

更新日:2026.03.29

何度も島を訪れて家を探しているのに見つからない

※このコンテンツは、NPO法人あまみ空き家ラボ  からの情報提供に基づく内容です。

集落の中をちょっと歩いてみると、たくさんの空き家があります。
でも、
「インターネットで探しても 見つからない」、
「不動産会社を回っても希望の家がない」、
「役場に聞いても空き家はないと言われた」など、 家探しで苦労している人は多いです。

空き家はたくさんあるのに、貸してくれる家が少ないのはどうしてでしょう?
実は、人口は減っているのに、世帯数はそれほど減少していません。
つまり、大家族から核家族の世帯に今も移行中で、島民も家探しをしています。
「家を貸すなら知った顔」と考える大家さんが多く、条件のよい物件は口コミで知り合いに決まってしまうことが多いのです。

奄美群島の島々には約80社の不動産会社がありますが、7割近くが奄美大島の奄美市名瀬に集中しています。
他の島にも不動産会社はありますが、数は少ないです。

奄美群島で営業している不動産会社の分布

売買の仲介物件は、島の田舎でも見られるようになりました。
ただ、取引数が少なく、相場よりも高めであったり、原野では水道も電気も来ていなかったりすることがあります。

仲介賃貸物件の特徴

※このコンテンツは、NPO法人あまみ空き家ラボ  からの情報提供に基づく内容です。

不動産会社の仲介物件は、島の中心部に集中

奄美の島々では、県職員・学校・医療関係者など多くの赴任者が暮らしています。そのため不動産会社は、転勤者向けの市街地物件を主な商材としており、賃貸物件も自然と中心部に集まります。

インターネット掲載物件数(賃貸)

物件相場は本土並み。場所によっては家賃・地価が上昇中

どの島も供給不足に加え、建築資材の高騰もあり、家賃は上昇傾向にあります。

特に、奄美大島では、新築の賃貸は 8~10万円超、古い物件でも 1~3万円 と、本土と大きく変わりません。

  • 奄美空港周辺

  • 空港から名瀬へ向かう国道沿い

  • 名瀬市街地    で新築マンション・戸建て賃貸の建設ラッシュが続いており、地価も家賃も上昇しています。

ただし、新築物件が増えたためか、奄美市名瀬の市街地や人気の低いエリアを中心に比較的状態の良い物件が流通し始めています。

設備が古めでも、家賃は安くない

水回りや内装をリフォームした物件も増えていますが、

  • バランス釜の浴室

  • 水洗トイレだが、和式   など、本土ではあまり見かけない昭和テイストの設備もまだ多く残っています。

古い物件でも借り手がつくため、“昭和”物件は依然として健在。
奄美大島北部などの人気エリアでは、状態が古くても 家賃5万円前後 と、本土より割高に感じるケースもあります。

また、物件によっては

  • 島内保証人の要請

  • 退去時の畳替えの負担   といった条件がつく場合もあります。

間取りはファミリー向けが中心

築年数が古い物件が多いため、2K~3LDKの昭和スタイルが主流です。
戸建てになると、部屋数がさらに多い傾向があります。

駐車場がない物件が多い

古い集落や市街地は家が密集しており、道幅も狭いため、敷地内に駐車スペースがない物件が多数です。
別途駐車場を借りることが一般的で、相場は以下の通りです。

  • 奄美大島の中心部:5,000~10,000円/月

  • 郊外:3,000円前後

「ペット可」物件は希少

室内ペットを好まない大家さんが多く、仲介賃貸物件の約1割ほどしか「ペット可」がありません。

自治体の住宅

自治体が管理する住宅の種類をまとめました。
住宅の要件、問い合わせ先など各自治体の住宅支援施策の内容は、「行政住宅支援情報」をご覧ください。

>>奄美大島の行政住宅支援情報 →

>>喜界島の行政住宅支援情報 →

>>徳之島の行政住宅支援情報 →

>>沖永良部島の行政住宅支援情報 →

>>与論島の行政住宅支援情報 →

公営住宅

どこの自治体にもある市町村営の住宅です。
所得制限の内容や単身世帯は不可などの入居条件は、市町村によって異なります。
住民票移動が前提で、契約から入居までの期間は2カ月など入居条件がある自治体も多いです。
一軒家よりも集合住宅タイプが多いです。
家賃が安く設備が整っている公営住宅は、在住者にも人気が高く、 競争率は高いです。

定住促進住宅

原則、移住者向け※の公的住宅で、空き家となった民家を市町村が借り受け/買い上げて改修した後に移住者に貸し出したり、 新築を貸し出したりする場合もあります。
地域に定住し、地域行事への参加や地域の伝統・特色を生かした地域コミュニティの活性化に貢献する 「地域活性化の担い手」になることが求められます。
入居条件、賃貸期間や家賃は、市町村によって異なります。
※移住者だけでなく、地域住民も入居対象者としている自治体もあります。

🏠定住促進住宅がある自治体 

奄美大島
奄美市(単身不可)、瀬戸内町(単身不可)、宇検村、大和村

徳之島:
徳之島町(単身不可)、伊仙町

沖永良部島:
和泊町

与論島:
与論町(単身不可)

空き家バンク

空き家を貸したい人と借りたい人のマッチングを支援する制度です。
ただし、自治体の関与は物件紹介までが一般的で、 家主と借主の直接取引となることが多いです。
契約書は契約者同士が話し合って作成する必要があり、面倒くさいからといって契約書を交わさないと、 家主・借主の責任が不明確で入居後に トラブルが発生することがあります。

🏠空き家バンクがある自治体 

奄美大島:
奄美市、瀬戸内町、龍郷町、宇検村

喜界島:
喜界町

徳之島:
徳之島町、天城町、伊仙町

沖永良部島:
和泊町、知名町

与論島:
与論町

移住体験住宅

最短3泊から1年間などの長期間、住民票の移動なしでお試し暮らしのできる自治体運営の滞在型施設です。
家具、家電も揃っているので、手ぶらで暮らし始めることができます。

🏠移住体験住宅がある自治体

奄美大島:
瀬戸内町、大和村

喜界島:
喜界町
※布団はご自身でご用意いただきます。

沖永良部島:
和泊町

直接取引の常識

※このコンテンツは、NPO法人あまみ空き家ラボ  からの情報提供に基づく内容です。

直接取引とは、大家さんと直接賃貸契約をするスタイルです。
家賃の低い物件は不動産会社としては手数料も低いため、手を出したがりません。市街地から遠 くなるにしたがって、新築・築浅物件以外は流通に乗りにくくなります。そのため、多くの人が大家さんから直接、家を借りています。

古い物件が当たり前。空き家歴数十年のツワモノ物件多し

人が住んでいる物件は、その人が退出しても、すぐに次の借り手が決まり、流通に乗ることは極めて稀です。

口コミネットワークにいない島外の人が借りようとすると、どうしても長年空き家になっていた物件になります。

トイレが汲み取りであったり、雨漏りがしていたり、給湯器が壊れていたり、荷物が満載のままだったりと、 「この家に住めるんだろうか?」状態が多いですが、全部自分で修理・リフォームする人たちもいます。

奄美様式の家って、どんな家?

地元の人が大家さんと借主を仲介

「空き家はないですか?」と集落内を探す人もいますが、大家さんが知らない人に貸すことは稀です。大家さんの知り合いにお願いして、大家さんを紹介してもらうことが多いです。

契約書なし、口約束が多い

契約書がないのが当たり前ですが、これがトラブルの原因になります。契約期間や修繕責任が明確でなく、 都会のルールが通用しないことも多々あります。借りる前に大家さんとよく話し合い、簡単な書面でも構わないので、合意事項の文章を双方で保管しておくと安心です。

家探しのワンポイントアドバイス

不動産仲介物件が少なく直接取引が主流と聞くと怯んでしまいそうですが、多くの移住者が家を見つけています。

地元に知り合いを作ろう

知った顔から家探しを相談されると、探してあげようという気持ちになります。まずは希望の土地で顔と名前を憶えてもらいましょう。知り合いができると、思わぬところから思わぬ情報が飛び込んできます。

自治体に相談してみよう

流通物件の少ない地域を中心に空き家を紹介、定住促進住宅を用意している自治体があります。 住みたい島の自治体のホームページなどをチェックしましょう。

常に物件があるわけではなく、こまめなチェックが大切です。 定住促進住宅は募集期間が決まっている場合も多いので、やはり事前に調べておきましょう。

💻オンライン相談を実施している自治体・団体

奄美大島:
奄美市
瀬戸内町
龍郷町
宇検村
大和村

喜界島:
喜界島よろこBiz協同組合

徳之島:
天城町
とくのしま伊仙まちづくり協同組合

大和村役場の移住担当者が教えてくれました

不動産会社が1軒もない大和村の不動産取引は、原則、直接取引。 大家さんと知り合いになれるかどうかで、 希望の家に住めるかどうかが決まります。 住んでいれば、必ず人伝えにつながりが広がるので、 まずは村営住宅に入居してしまうのがお勧めです。集落ごとに雰囲気が異なります。集落での暮らしを感じるには、村内の宿泊施設を利用するのがお勧めです。

あまみ空き家ラボに相談してみよう

空き家はたくさんあるのに流通物件が少ない奄美群島の空き家活用に向けて活動中のNPO法人です。 「オンライン30分無料相談」や、大家さんから一旦NPOが借り受けて貸主に提供する「サブリース」事業、 集落暮らしを体験できる「滞在ハウス」事業などを手掛けています。家探しに疲れる前に、一度相談してみましょう。

あまみ空き家ラボで家探し

最初の家は仮住まいと割り切ろう

口コミネットワークはインターネットより早いと言われる島では、住んでいないと入ってこない情報がたくさんあります。

島外から希望の土地での家探しをしていては、「いつまでたっても家が見つからない」状態から脱せないことが多いです。 最初の家は理想を追求せず、許せる範囲で妥協することが、理想の住まいとの出会いを作ったりします。

仮住まい住宅を用意している自治体もありますし、集落にどっぷりつかることのできる滞在ハウスも増えてきました。ロングスティ用の滞在ハウスについてもチェックしてみましょう。

奄美群島の不動産物件情報

※このコンテンツは、NPO法人あまみ空き家ラボ  からの情報提供に基づく内容です。

奄美群島12市町村が保有する住宅、民間の不動産物件情報については、以下に各島ごとにまとめていますので、各ページをご確認ください。

不動産会社が仲介する一般流通物件は、各社のホームページ等でご確認ください。

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🔗全日本不動産協会 全日協会会員検索

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