地縁・血縁の紹介を除くと、ハローワークか地元新聞に掲載される求人情報、島の求人サイトがほぼ全ての求人になります。医療・福祉、建設関係の仕事が中心で、賃金も都会に比べるとかなり見劣りするのも事実です。また島では、人づてで求人情報が巡るので知人が増えると仕事が見つかるチャンスが増えるのも事実です。
ハローワークの求人は奄美大島の奄美市名瀬と徳之島に集中しているので、移住希望地に仕事があるとは限らないです。
当面の生活資金を持たずに「何とかなるさ」と考えて移住してきて、何とかならずに本土に戻る人もいます。移住前はサラリーマンであっても、移住後に自分でスモールビジネスを始める人も多いです。島にはない料理やサービスを始め、繁盛しているお店もたくさんあります。行政の起業・就労支援もあるので、不本意な就職を考える前に自営の道も視野に入れるのも一つでしょう。「移住しなければよかった」とならないように、厳しい雇用状況を踏まえ、「それでも移住したいか」を一度は冷静に考えてみてください。
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ハローワークでは、月2回求人情報を発行しています。業種で見ると、医療・介護、建設、観光関連の求人が多く。給与レベルで見ると、月収10万円~ 20万円の求人が中心となっています。
島に住んでからじっくり仕事探しの例
Q. 先に仕事を決めなかったのは?
A. 将来的にやりたいことがあって、そのための場所選びで数年費やしたけど、なかなか理想の物件に出会わなかった。
いつまで経っても移住できないと焦っていたら、「島に住んで、もっと友達ができると状況が変わって来るよ」と島の友人からアドバイス。
夫婦共働きだったので、失業保険給付が終了するまでに、当面の仕事を見つけるつもりで移住。
仕事探しより友達づくりを優先していたら、どんどん情報が集まるようになったよ。
島で起業をした例
Q. 移住先で起業するのは不安ではなかったですか?
A. 前職でアパレル関係のお仕事をしていたのですが、島への移住に憧れを持ち始めてから島で生活するための働き方に徐々に変えていきました。貯金をしながら、衣類販売のサイトを立ち上げ、ある程度売上の見込みが立ってから島に引越してきました。島では自分のやりたい仕事が見つからないこともあると聞いていたので、せっかく憧れの島に住むのだから、好きな仕事を楽しくしたいと思いコツコツ準備をしていたのでそこまで不安はありませんでした。
島に来る前にお仕事が見つかった例
Q. どうやってお仕事を見つけたの?
A. 専門学校を卒業するタイミングで、自分の就きたかった業種の求人が出ているのをハローワークの求人サイトで見つけました。タイミングがちょうど良かったんだと思います。
Q. 島でのお仕事探しはどうしたらうまくできると思いますか?
A. 島は人づてで求人の募集をすることもあるから、色々な方とお知り合いになることと、常に求人アンテナを立てておくことですかね。